「宇陀米」が地域農業を再生していく

「宇陀米」が地域農業を再生していく
「魚沼産コシヒカリにも匹敵する、美味しいお米を作るぞ!」と「宇陀米ブランド化協議会」の生産者たちで取り組み始めて3年半がたちます。
【赤字でも栽培し続ける理由とは?】
宇陀市の様な中山間地の米作りは、栽培面積が小さく機械での作業に限界があるので、コストが掛かります。
さらに、生産量が少ないため、JAなど既存の流通で販売すると、他のお米と混ぜられ安い価格で販売され、長年赤字という状況でした。

この様な状況でも、米作りをしているのには、理由があります。
水稲は、地域の農業面積に占める割合が大きく、地域農業の基盤を成しています。
農業用水路など地域で共同管理している設備の多くは、水稲との繋がりが強いので、水稲が衰退すれば、それらが維持出来なくなってしまいます。
また、水田が荒れてしまうと、獣害や病害虫の温床となり、畑作へ悪影響を及ぼしてしまいます。
つまり、水稲が衰退すると畑作も継続が難しくなり、「地域農業全体の衰退」に直結していってしまうからなのです。
【地域を守るためにブランド化へ】
「米作りを継承し、この地域を守りたい。」そんな想いで、生産者たちが立ち上がり「宇陀米ブランド化協議会」を結成しました。
若い生産者に米作りを担ってもらうためには、採算が取れる仕組みづくりが必要です。
そのための一つが、「宇陀米のブランド化」です。

そこで、どこにも負けない高い品質基準を設定しました。
そして、その基準を満たすために、みんなで日々栽培技術の追求を重ねて完成したのが、この「宇陀米」です。
【若手の担い手が登場】
当店でたくさんの方にご購入いただいたおかげで、「水稲で経営が成り立つ」ということが示され、新規就農した若手が「宇陀米」の栽培を引き継いでいます。
協議会のメンバーも2割増え、宇陀米の栽培量も2倍になり、宇陀の水稲栽培、ひいては地域農業全体の継承・発展に繋がってきています。
